三軍も帥(すい)を奪うべきなり。
匹夫(ひっぷ)も志を奪うべからざるなり。
(訳)
いかなる大軍であっても、その大将を捕らえることはできるが、
一人の平凡な人間でも、その堅固な志を奪い取ることはできない。
形あるものは、いかにその存在が強く、大きく見えるものであっても、
奪うことや破壊することができるものです。
しかし人間の「心」や「思い」のように目に見えないものは、
いかなる手段を講じても簡単には奪い取ることができません。
多くの場合、人は目に見えるものに囚われ、追い求めがちです。
しかし本当に大切にすべきことは、もっと人間の心の奥深くにあるものなのかもしれません。志などなくとも、ただ生きていくことはできます。
しかし誇り高き人生を送るためには、自分なりの信念を持って生きることが大切だと感じます。
匹夫(ひっぷ)も志を奪うべからざるなり
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